「肺」と大腸と免疫バリアの相関関係は

気温が上がり、日中は徐々に暑くなって参りましたね~

まだ1日で寒暖差もあるので、薄着をし過ぎないようご注意くださいませ!

さて今回は中医学シリーズ「五臓」のうち「肺」についてのお話です。

肺と言うと、呼吸を行っている器官というイメージですよね。

ですが、東洋医学では呼吸だけでなく「免疫機能」にも関わりが深い器官だと考えます。

関連する五腑が「大腸」であるのも、最近注目されている腸と免疫の関係にもありそう言われてきています。

東洋医学的な肺の働きは、

  • 氣と呼吸を調節する。
  • 体内の濁気を排出し、精氣を吸入する。
  • 水液の運行と排泄を調節する。
  • 汗や皮膚バリアの調節し、体を邪気から守る。

肺は呼吸によって、体内の「濁気」を排出し、自然界から「清氣」を吸入し、体の新陳代謝を行っています。

この流れを宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)といい、脾から生まれた血液(血)や潤い分(津液)、栄養分(水穀の精微)を全身の細胞へと届けることができています

また、肺の水液を調節する働きによって不要な水分は、膀胱へと届け体外へ排泄することができています

肺は、汗孔の開閉にも関わっており、発汗を調節することで、皮膚からの排泄をしたり、バリア機能で外からの病原体や花粉など(外邪)の侵入を防いだりしています。

肺の機能失調があると、気温差や気圧の変化、湿気や乾燥などの影響を受けやすくなってしまいます

そのため、ちょっとした気候変化で風邪をひいてしまったり、喘息や咳、鼻の症状、お肌の不調などが現れやすくなります。

肺と関わりが深い五腑は「大腸」です

便秘や下痢の方が肺の機能を良くすることで、体の巡りが良くなり、排便異常が改善することもあります。

逆に、便通を良くし、不要なものを外に出してあげることで、肺の症状が改善したりすることがあります。

肺と関わりが深い季節は「秋」です

秋は乾燥した空気により肺や皮膚を痛めやすい季節です。

秋に体調を崩しやすい方は、梨やれんこんやゆり根など肺を潤してくれる食材を取り入れてみるのもおすすめです。

肺と関りが深い感情は、「憂」です

強い憂い、強い悲しみは肺を傷つけてしまいます。

軽い運動等でうまく気分転換をし、明るい気持ちを心がけましょう。

肺と関わりが深い味は「辛」です

ただし、激辛な食品は発散により潤いを失わせて、肺に負担をかけてしまうので、

大根やネギ、しょうがなど、辛味のあるお野菜を少量ずつとるのが理想的です。

このように、肺は呼吸に係わるだけでなく、色々な働きで体を守ってくれている事が分かります

呼吸器疾患をお持ちの方や、風邪をひきやすい方、花粉症などアレルギーをお持ちの方、アトピーなどお肌の不調がある方は「肺」を補うことで免疫力をつけていくことができます

気になる方は、ぜひ一度ご相談にお越し下さい

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