iPhone・iPadを強制的にリカバリーモードやDFUモードにする方法(iPhone 、iPad対応)
iPhoneやiPadを使っていて、何かしらの理由で端末を強制的に初期化して、iOSを入れ直さなければならない自体に遭遇することがあります。
そんなとき、まず試したいのはiPhoneやiPad、そしてiTunesを使って工場出荷時の状態に戻して復元をすることです。ところが稀にリセットをかけられないことがあります。
そんなとき試したいのがリカバリーモードやDFUモードを使った復元です。
この記事ではリカバリーモードやDFUモードを使った復元方法と、手順を見ながら復元しようとしているのにリカバリーモードやDFUモードに入らないときの対処方法を紹介します。
目次 [非表示]
リカバリーモードとDFUモードの違いは何?
リカバリーモードとは
DFUモードとは
まずは下準備のバックアップ
iPhoneやiPadを「リカバリーモード」にする方法
iPhone 8やiPhone X、iPhone XS、iPhone XR、2018年発売のiPad Proをリカバリーモードにする方法
iPhone 7やiPhone 7 Plusをリカバリーモードにする方法
iPhone 6sかそれ以前、iPad、iPod Touchでリカバリーモードにする方法
iPhoneやiPadをDFUモードにする方法
iPhone 8やiPhone X、iPhone XS、iPhone XR、2018年発売のiPad ProをDFUモードにする方法
iPhone 7やiPhone 7 PlusをDFUモードにする方法
iPhone 6sかそれ以前のiPhone、iPad、iPod TouchをDFUモードにする方法
リカバリーモード・DFUモードにならないときの対処方法
時間に余裕を持って挑みましょう
リカバリーモードとDFUモードの違いは何?
まず最初にリカバリーモードとDFUモード。この2つは何が違いを紹介します。
リカバリーモードとは
リカバリーモードはiPhoneやiPadのOS「iOS」に入っている起動プログラムを使って、iOSのアップデートや修復を行います。
Appleが公式としてサポートしているのはリカバリーモードです。
リカバリーモードはアップデートと修復という機能があり、アップデートは初期化は行わないため、もともと入っていたデータが残ります。
DFUモードとは
一方、DFUモードはDevice Firmware Update Modeの略で、本来は端末のファームウェアをアップデート(更新)するときに使うモードです。
iPhoneやiPadのOSやブートローダーを読み込まず、iTunesが外部から強制的にiPhoneやiPadを認識し、iTunesが無理やりiPhoneやiPadのiOSを修復します。
つまりリカバリーモードと比べて、DFUモードのほうが強制力が強いということです。
ちなみにDFUモードは非公式となっていますので、DFUモードを使って更なる問題が発生した場合はAppleのサポートを受けられない可能性があります。注意しましょう。
DFUモードはiPhoneやiPadを完全に初期化(工場出荷時の状態に戻に戻すこと)されますので、データは残りません。
まずは下準備のバックアップ
iPhoneやiPadをリカバリーモードやDFUモードで復元・修復する前に共通して行う準備があります。それはiTunesに端末本体のデータのバックアップを取ることです。
iTunesの最新版をダウンロードしてインストールしておく
iTunesが起動していたら終了させる
iPhoneなどの端末をパソコンに繋ぐ
iTunesを起動させる(自動で起動した場合は特に操作なし)
iPhone・iPadのバックアップが終了するのを待つ
ここまでの順番も確実にiPhoneやiPadを復元するために必要なことなので、順番通りにやりましょう。
iPhoneやiPadを「リカバリーモード」にする方法
では、続いてiPhoneやiPad、さらにiPod Touchをリカバリーモードにする方法です。
iPhone・iPad、iPod Touchのモデルによって若干操作方法が異なりますので、お持ちの機種に合わせた操作を行ってください。
ちなみにそれぞれの操作を最後まで行い、リカバリーモードになると以下のようなメッセージがiTunesに表示されます。
アップデートまたは復元を必要としているiPhone(またはiPad)に問題があります。
この問題はiPhone(またはiPad)をアップデートすることで解決する場合があります。設定やコンテンツは保持されます。アップデートが機能しない場合は、”復元”をクリックする必要があり、これによりすべての設定とコンテンツが消去されます。このコンピュータまたはiCloudにこのiPhone(またはiPad)のバックアップが作成されている場合は、バックアップをiPhone(またはiPad)上に復元するよう求められます。
iPhone 8やiPhone X、iPhone XS、iPhone XR、2018年発売のiPad Proをリカバリーモードにする方法
上記の方法でバックアップを取る。パソコンとの接続はそのまま。
端末の音量アップのボタンを押して、すぐに放す
端末の音量ダウンのボタンを押して、すぐに放す
端末のサイドボタン(電源ボタン)を長押しする
アップルマークが出ても押し続ける
端末の画面が暗くなって、続いて画面にiTunesとライトニングケーブルが表示されたら手を放す
そのあとはiTunesの画面の指示に従って操作を進める
iPhone 7やiPhone 7 Plusをリカバリーモードにする方法
上記の方法でバックアップを取る。パソコンとの接続はそのまま。
電源ボタンと音量ダウンのボタンを同時に押し続ける
Appleのロゴが出ても、ずっとボタンを押す
端末の画面が暗くなって、続いて画面にiTunesとライトニングケーブルが表示されたら手を放す
そのあとはiTunesの画面の指示に従って操作を進める
iPhone 6sかそれ以前、iPad、iPod Touchでリカバリーモードにする方法
iPhone 6sかそれ以前のiPhoneやiPad、iPod Touchでリカバリーモードを使うには
上記の方法でバックアップを取る。パソコンとの接続はそのまま。
電源ボタンとホームボタンを同時に押し続ける
Appleのロゴが出ても、ずっとボタンを押す
端末の画面が暗くなって、続いて画面にiTunesとライトニングケーブルが表示されたら手を離す
そのあとはiTunesの画面の支持に従って操作を進める
iPhoneやiPadをDFUモードにする方法
それでは次にDFUモードにする方法を見てみましょう。
DFUモードもリカバリーモード同様、必ずiPhoneやiPadのバックアップを必ず取るようにしましょう。また、端末ごとに操作方法が若干異なりますので、お持ちの端末に合わせた操作をしましょう。
DFUモードにすることができると、iTunesに以下のようなメッセージが表示されます。
iTunesはリカバリーモードのiPhone(またはiPad)を見つけました。iTunesでご利用になる前に、このiPadを復元する必要があります。
メッセージには「リカバリーモード」と書いてありますが、リカバリーモードと違い、復元、アップデートの選択肢はなくOKしかありません。
iPhone 8やiPhone X、iPhone XS、iPhone XR、2018年発売のiPad ProをDFUモードにする方法
上記の方法でバックアップを取る。パソコンとの接続はそのまま。
音量アップのボタンを押して、すぐに放す
音量ダウンのボタンを押して、すぐ放す
サイドボタンを押し続ける
画面が暗くなったらサイドボタンは押したまま、音量ダウンボタンを5秒押し続ける
サイドボタンだけ放して、音量ボタンは押し続ける
※もし、この時点でアップルロゴが出てきたら、失敗したということなので、ケーブルを一回抜いてやり直し
iTunesにメッセージが出てきたら、あとはiTunesの指示に従って操作をする
iPhone 7やiPhone 7 PlusをDFUモードにする方法
上記の方法でバックアップを取る。パソコンとの接続はそのまま。
電源ボタンと音量ダウンのボタンを押し続ける
10秒くらい押し続けたら、電源ボタンだけ押すのを止める=ホームボタンはまだ押す
iTunesにメッセージが出てきたら、ホームボタンを押すのを止める
iTunesの指示に従って操作を行う
iPhone 6sかそれ以前のiPhone、iPad、iPod TouchをDFUモードにする方法
上記の方法でバックアップを取る
電源ボタンとホームボタンを押し続ける
10秒くらい押し続けたら、電源ボタンだけ押すのを止める=ホームボタンはまだ押す
iTunesに上記のようなメッセージが出てきたら、ホームボタンを押すのを止める
あとはiTunesの指示に従う
リカバリーモード・DFUモードにならないときの対処方法
リカバリーモードやDFUモードを使って復元しようとしてもうまく行かないことがあります。
ただでさえリカバリーモードやDFUモードという慣れないことをしているのに、うまく行かなかったら更に焦りますね。
そこでさらにもっと焦って、成功するまで何度も何度もリカバリーモードやDFUモードにしようとしてしまいがちです。僕がそうでした。。(汗
そんなうまくリカバリーモードやDFUモードに入れないときは、同じことを繰り返すのではなく「ケーブル」を疑ってみましょう。
普段問題なく使えているケーブルでもリカバリーモードやDFUモードにするとき、また復元するときに使えないことがあります。
確実に復元を成功させたいときはApple純正のLightningケーブル(またはUSB-Cケーブル)を使うことをオススメします。